コンポジットレジンについて

スタッフブログ

2018.01.26

こんにちは。スタッフの和田です。

今回はコンポジットレジンについてお話します。

皆さんはレジンという言葉をご存知ですか。

まず、「レジン (resin)」 というのは、英語で 「樹脂」 のことを言います。

いわゆる、プラスチックです。

手芸が趣味の方は、レジンと聞くと、アクセサリーなどを作るときのクラフト素材を連想するかもしれませんね。

歯科医療で利用されるコンポジットレジンも、本質的にはクラフト用のレジンとよく似た特徴を持っています。

ただし、医療用に用いられる樹脂ですから、強度や安全性には特に念を入れて作られています。

コンポジットとは「混合の」という意味で、コンポジットレジンは、合成樹脂(レジン)にフィラー(ガラスやセラミックなどの鉱物の微粉末)を混合して作られています。

このため、一般的なレジンよりも強度が高く、また色や透明感などが天然の歯に近いという特徴があります。

そのため、初期の虫歯治療などによく用いられます。

しかし、コンポジットレジンはベースが樹脂ですから、軟らかく加工しやすいという長所がある一方、強度面に問題があります。

このため、大きな力が加わると割れたりすり減ることがあります。また数年単位で着色・変色が見られます。

しかし、コンポジットレジンで治療可能な範囲での虫歯治療なら、数十分で終了するので、患者様への負担も少なく済みます。

最近歯科に行っていないな・・・という方、ぜひ一度定期検診を受けることをオススメします(*^^*)