矯正とホワイトニングを同時にできるインビザラインの費用や期間

歯科お役立ちコラム

2016.08.05

インビザライン矯正を知っていますか?透明なマウスピースを使用して、見た目に囚われずに歯並びを正すことの出来るインビザラインは、女性をはじめ、接客業で普段から見た目に気をつけなければいけないという方にも大変人気のある矯正方法です。
インビザライン矯正のメリットの1つに、矯正を行いながらホワイトニングも同時に出来るというものがあります。今回は、矯正とホワイトニングを同時に行うメリット、そして費用や注意点についても細かくまとめてみました。ぜひ参考にして頂ければと思います。

矯正しながらホワイトニングも……そんなおいしい話が本当にあるの?

歯並びも歯の色も同時進行で美しくなろう

歯の表面に装置をつけてワイヤーで歯を動かすワイヤー矯正とは違い、マウスピース矯正であるインビザラインは、歯の表面につける装置は必要ありません。そのため、矯正とホームホワイトニングを同時に行うことが可能となります。同時に行うことで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

矯正とホワイトニングを同時に行うメリットとは

歯についての相談イラスト

1.1 理想の状態になるまでの時間を短縮できる

ホワイトニングと歯科矯正の両方を行う場合、通常であれば歯科矯正を先に行い、装置を外した後にホワイトニングという流れになります。ワイヤー矯正の場合、矯正期間は約3年以上といわれており、保定期間(後戻りを防ぐ為の期間)もしくは、その後でなければホワイトニングは行えません。
インビザライン矯正は、ワイヤー矯正よりも矯正期間が短い上に、ホワイトニングも同時進行で行える為、時間を大幅に短縮できるのです。

1.2 歯の動きと歯の色、両方の変化を同時に楽しむことができる

矯正とホワイトニングを同時に行うことは、両方の変化を一度に感じられるということであり、自身の美容面でのモチベーションアップにも繋がります。
インビザライン矯正のために必要な手間は、歯磨きや食事以外のときにマウスピースを装着することであり、使い方は通常のホワイトニングであってもほぼ変わりません。どうせ長い間装着するのであれば、その時間を利用してホワイトニングも行ったほうが、お得感もあり、施術後の満足は大きなものとなるでしょう。

1.3 口腔内を傷つけにくい

他の矯正と違って歯の表面に装置がつかないインビザラインは、口腔内を傷つけることなく、痛みも少ないため、ストレスも感じにくいといわれています。ストレスは美容の敵であり、少ないにこしたことはありません。

1.4 矯正装置を着脱できる

一般的な歯科矯正では、歯の表面にブラケットという装置をつけ、ワイヤーを通します。ブラケットは取り外しができないため、矯正前に比べて磨き残しが増えてしまうケースが多く、適切なお手入れ方法でなければ虫歯や歯周病のリスクが高くなるといえます。
一方、インビザラインは取り外しが可能なため、歯磨きを妨げることがありません。虫歯や歯周病のリスクをなるべく下げながら、歯の矯正をおこなうことができます。

ホワイトニングだけでいいの?歯並びも改善しておくべき3つの理由

さて、矯正とホワイトニングが同時にできるインビザラインの魅力をご紹介しましたが、「矯正は時間がかかりそうだし、正直、色だけ白くなればいいかな?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、もし歯並びにも気になるところがあるのなら、この機会に矯正も一緒に行ってみませんか?実は、歯並びを改善すると見た目だけでなく多くのメリットが得られるのです。

2.1 歯磨きがしやすくなり、虫歯リスクが軽減

歯が正しく並ぶことにより、歯ブラシの毛先が隅々まで当たるようになります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが軽減され、歯そのものの寿命を延ばすことができます。
また、磨き残しによってできる歯垢や歯石は着色の原因にもなり得るので、正しい歯並びである方がよりホワイトニングの効果を持続しやすいといえます。

2.2 咀嚼しやすくなり、消化器官の負担を和らげてくれる

歯並びが悪いことで起こりやすくなるトラブルの一つに、消化不良があります。これは、食べ物を充分に噛まず、消化しにくい状態のままで飲み込んでしまうことで起こります。
歯の並びを正しい位置にすることで、歯それぞれが持つ咀嚼の役割を正しく果たせるようになります。よく噛み砕かれた状態で食べ物を飲み込むことができるようになり、消化器官の負担を和らげることに繋がるのです。

2.3 顎周りの筋肉の緊張からくる頭痛や肩こりが改善される

咀嚼に関与する顎周りの筋肉は、頭部や首、肩の筋肉や骨とも繋がっています。
歯並びが悪いことで起こる咀嚼機能の低下は、顎周りの筋肉を緊張させ、次第に頭痛や肩こりなど口腔内以外の部位のトラブルにも繋がりかねません。
歯の矯正を行ったことで、頭痛や肩こりが改善したというケースも実際に見られます。

白く綺麗な歯並びをインビザラインで手に入れよう!必要な費用や期間は?

歯のイラスト疑問

矯正とホワイトニングを同時に行えるインビザラインですが、終了までにどのぐらいの費用、そして時間を必要とするのでしょうか?矯正とホワイトニングの両方を行った場合をみていきましょう。

3.1 費用は、インビザライン矯正+ホワイトニング用薬品代であることが多い

インビザライン矯正は、他のマウスピース矯正に比べて高くなり、相場で80万円~100万円とされています。一方、マウスピースにつけて使用するホワイトニングに必要な薬剤は、約5千円~1万円程度(1~2週間分)です。両方とも保険適用ではない為、歯科医院によって差があり、その他の管理料(定期クリーニングやホワイトニング薬剤の追加等)が必要となります。

3.2 期間は、歯並びによって左右される

一般的なワイヤー矯正と比べ、インビザラインの矯正期間は約1~3年といわれており、元の歯並びがどの程度であるかで違いがうまれます。一方、ホワイトニングには決められた期間は存在せず、ホワイトニングを行う本人が納得した時点で終了となります。

事前に知っておくと安心な“起こりうるトラブル”

歯に悩みを抱えた女性のイラスト

矯正とホワイトニング、この両方に当てはまるデメリットが存在します。念頭に置いておきましょう。

4.1 しみやすくなることがある

矯正とホワイトニングに共通する問題として“しみやすくなる”という点があります。
矯正によってしみる症状は、歯が動き、歯と歯茎の境目が開いて起こるケースがほとんどです。ホワイトニングを同時に行うと、その隙間にホワイトニングの薬剤が入り込んで、更にしみる症状を強くする可能性があります。矯正やホワイトニングを行う前に知覚過敏と診断された場合は、同時進行はオススメできません。

4.2 しみた時の対処法とは?

矯正とホワイトニングを同時に行ってしみる症状が出た場合、まずホワイトニングの薬剤の使用をやめてください。ホワイトニングの薬剤は、矯正中でなくともしみることがあります。無理な使用は矯正を妨げる恐れがある為、一度歯科医院にて相談してみましょう。ホワイトニングの薬剤には、しみにくい低濃度の物も存在します。

時間を有効に使って、美しい口元を目指しませんか?

歯のきれいな女性

歯科矯正もホワイトニングも審美性の強い処置であり、見た目が変わるということは、処置を受ける人の自信にも繋がります。人前で美しい自然な笑顔を出せるという自信は、きっとあなたの人生をより豊かなものへと変えてゆくでしょう。
是非一度、インビザライン矯正とホワイトニングについて相談してみてはいかがでしょうか。


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